*雪山合宿* 今は極寒の冬。秋季大会も終了し、いよいよ来季に向けてどこのチームも本格的に始動!…と思いきや、皆この秋に戦い疲れて休息モードであった。また一年の猶予が生まれ、春大会も途中行われるが、あくまでも本番は秋。なのでこの季節は三年が引退し新チームとしての土台作りを目的とした、少々お気楽な合宿が開かれる。まあ予算に余裕があればの話だが。 そして公立校のくせにその予算が何故かある盤戸スパイダーズの面々は、雪山合宿とは名ばかりの雪山旅行に出発していた。まあ合宿らしい鍛錬も行うが、スキーをしたりスノボーをしたりソリで遊んだりと、和気あいあいムードだ。そして旅館には当然温泉もあって、リフレッシュできる。 合宿は短い期間だが英気を養うにはもってこいである。 部屋割りは酷なようだが、男子部員は全員大部屋に押し込まれ、女性であるマネージャーの沢井は贅沢にも小部屋ではあるが一室を独占している。けれど結局皆のいるところに遊びに来ているので寝る着替える以外はほぼ大部屋で過ごしているようなものだ。温泉上がりの浴衣姿がとっても部員たちに好評でもある。それは赤羽にも同じことが言えるのだが…似合う似合わないは別として色気の話である。 けれど赤い風貌の彼だけど、畳の部屋で窓際の置いてある情緒ある椅子に腰掛けて、とてもまったりと和風を満喫している。音が大きいからギターは弾けはしないけど、きちんとその手に抱えながら。 コータローもこんな状況で騒がない訳がなく、一番この合宿旅行を満喫しているのは間違いなく彼だろう。さっきも恐ろしいほど夕食を食べて、ご飯は一体何杯おかわりしたのか数えるのも億劫になるほどである。食欲もいつもより更に旺盛だ。 浴衣も適当に着こなしているのか、すぐ前がはだけて生身の脚が出るのならまだしも、すぐ暴れるから下着まで見えてしまうこともあり、その度に幼馴染のお世話係であるジュリが腹を立てながら帯をもっときつく締め上げてやる。でもコータローは大して気にしていない。見たけりゃ勝手に見ろよ、とかまで言い出して強烈なビンタをお見舞いされている。 だがそんな楽しい時間(?)もあっと言う間に過ぎて夜は更けていき、そろそろ就寝の時間が迫る。布団は既に敷かれているから後は適当にそれぞれが好きな場所へ潜り込んで寝るだけなのだけど意外と寝場所でも揉めるものだ。特にいびきの大きな奴の隣にはなりたくないとか、そんなレベルではあるが。 「あ、赤羽さんはこちらでどうぞ」 そして最初から決まっていたと言わんばかりに窓際の一番端の一等地に赤羽は誘導される。本人も特に何も言わず、勧められるがままその位置に座り込んで寝る準備を始めている。 「俺は赤羽から一番遠いところだ!」 そしてコータローも当然とばかりの主張に、ドア側の一番端を陣取って、後はお前らで好きに決めろ状態だった。 だがこれがとんでもない騒動を巻き起こす。 「じゃあ俺はここで」 「あっじゃあ俺はここでいいです」 「俺ここ!」 「お前去年いびきうるさかったろ、お前の隣以外ならどこでもいいぜ」 そんなこんなで順調に決まっているように思えた。しかしある程度場所が埋まってくると、残った物同士でがやがやと取り合いを何故か始めてしまう。皆口をそろえてある場所だけは避けたいとそんな主張を繰り返して。 「お、俺はここがいい!」 「ずるいぞ!!俺だってここがいい!先輩に譲れ!」 「あーっちょっと待てよ、俺だってここがっっ!!」 「場所取りに先輩も後輩もないですよ!あそこだけは無理〜〜」 とうとう揉め出して、もう寝る態勢だったコータローはむくりと起き出し、ずかずかとその場所まで顔を挟みにいく。 「うるせーー!!さっさと決めて寝ろよ!どこがいいとか子供じゃあるまいしよ!一体何揉めてんだよ!?」 「あっコータロー悪い、でも俺はここだけはダメなんだ〜!」 「コータローさん、俺だって耐えられません!!」 「なんとかしてくれよコータロー!!俺も無理だ!」 『赤羽(さん)の隣なんて絶対無理だーーーー!!!!』 そして皆の本音が出た瞬間だった。ちょっとその時赤羽は哀しそうな顔をしたのは言うまでもない。でもこれは決して赤羽が嫌われている訳じゃなくて、むしろ好かれ過ぎていることが原因であり、そんなリラックスして眠れなさそうなある意味一等地での睡眠は不可能に思えるのだ。なんだか隣で赤羽が寝ていると思うだけでドキドキして動悸が止まらず極度の緊張状態に陥るのだと部員たちは必死な形相でコータローに訴える。唯一その気持ちが全く分からないコータローに。他の部員たちはうんうんと頷いて、誰も赤羽の隣に行く勇気が出ないらしい。 「はあっ!?別に赤羽が隣だろうがなんだろうが取って食われる訳もねぇし一々そんなこと気にすんな!勝手に寝りゃいいだろ!!」 「そっそんな!!赤羽の隣だなんて恐れ多い!!!」 「そうですよ、今日一日寝るのを拒否するようなもんです!!」 「もし眠れたとしても途中で目が覚めて目の前に赤羽の寝顔なんてあった日にはっっ!!」 「わーっ!それやばすぎる!!!温泉のときでもドキドキしたのにー!」 「うるさいうるさい!!俺の睡眠時間まで奪うな!とんだ変態揃いだ!!赤羽が憎いのは分かったからさっさとジャンケンで負けた奴が隣で寝ろ!!」 『そっそんな殺生なああああ!!!!それに別に憎くない!!!』 すっかりと収拾がつかなくなってしまったこの場所取り騒動に、突然意外な人からの提案を受ける。 「だったら赤羽の隣はそれでも平気な人にすればいんじゃない?」 「ん!?うおっジュリ!!まだいたのか!!!なんだよ、まさかこっちで寝るのか?」 「そんな訳ないでしょ!!騒がしい声が廊下にも聞こえてたから何事かと見にきたのよ、だったらなるほど…案の定こういうことね」 どうやらまたコータローが暴れてるんじゃないかと心配で戻ってきたらしい、だがそれとは違っていたが。でも一等コータローの声が大きかったが。 「誰も嫌だって言うから揉めてんだろ?俺はもうさっさと寝たいぜ…見ろよ関係ない連中はもう寝る体勢に入ってるんだぜ〜?ったくさっさと決めろよ」 「じゃあコータローが赤羽の隣に寝ればいいんじゃない?一番遠いところってただのワガママだし、あんただったら赤羽の隣でもぐっすり眠れるよ、それにチームの中心同士そろそろ親交も深めてもらわないと」 「はあっっっ!?バカ言え!!何で俺まで被害被らなきゃなんねーんだよ!!こんなで親交が深まるか!別に深まりたいとも思わねぇ!!」 「だって自分で言ってたじゃない、どこがいいとか子供じゃあるまいしさっさと決めろよって。赤羽の隣でも別に取って食われる訳じゃないんでしょ?いちいち気にする必要なんてないんだからこの際コータローが寝ればいいと思う」 まさに自分が言ったことをそのまま繰り返されて、コータロー以外のメンバーはみんな瞳がキラキラと輝き出した。ナイス気転!と頼りになるマネージャーの登場を喜ぶ。 「そうだそうだっ、赤羽に対して耐性ついてるコータローが寝れば問題解決!やっとグッスリ眠れるんじゃないか!」 「コータローさんお願いします!!コータローさんしかいませんよ!!」 「俺も早く寝たいから、もうコータローが赤羽の隣で寝るってことで。皆異存ないなー!?」 『ないないーーー!!賛成!!!』 「…俺は誰でもいいんだが…」 最後にボソリと寂しそうな赤羽の声が聞こえてきたが、皆赤羽に対して頭を下げて、そして有無を言わさずコータローを生贄に出し、ジュリは解決ねーとさっさと退室していく。 「ちょっとコラーーーー!!!!お前ら!だからって何で俺が隣で寝なきゃなんねーんだよ!!」 けれどもう誰もそんなコータローの苦情を聞く者もなく、むしろ強制的に消灯された。もうそこで寝るしかないように仕向けられる。けれど布団が一緒な訳じゃないんだから意外とどうってことはない。クソッ!とぶつぶつ言いながらも、眠いのもあるので仕方なく赤羽の隣の布団へコータローは潜り込んだ。窓側からほんのり明かりはあるがそんなものさっさと目を瞑ってしまえば隣が誰かなんて気にならなくなる。 ―あー眠い眠い、赤羽なんか無視してさっさと寝るぜ…― 色々周りに耐性がついてるとか親交を深めろとか赤羽の寝顔がどーたらこーたらとか、コータローからしてみれば全てがくだらなさすぎた。たがが隣で寝る、それだけであの慌てようは一体何なのだ。尊敬しすぎるが上の苦渋の決断、みたいな様子だったがそれもさっぱり理解が出来ない。確かに赤羽は常人離れした能力とまあ一応容姿も持ってるが、それほどギャーギャー騒ぐほどのものか、と納得いかない。むしろあの超越ぶりが腹を立てて仕方がなかった。 ―もう先輩も引退しちまったし来年は俺と赤羽だけで皆を引っ張らなきゃならねぇのか…まあ俺だけで充分だけどな?赤羽は赤羽でそりゃー一応盤戸にとっては必要不可欠な存在だけども人間的に好きかどうかって話になるとまた別で、って悪い奴でも確かにねーんだけど何か俺は嫌なんだ!― とにかく嫌な奴と思っていたい願望なのだろう。今までつんけんしてたくせに急に仲良くなるのはそんなあり得ない、とコータローのポリシーに反するようだ。ただヘソが曲がってるだけの気もするが。 ―本当色々あり得ねぇ奴だからなあ、こいつと三年間一緒って言うのもある意味凄いぜ…あの強さは半端じゃねぇ…まるで人間じゃないみたいだぜ、宇宙人か!あのヤローはよ!!― 何だかどんどん頭の中が熱くなってきて調子に乗って色んなことを考え込んで、気がつけば眠気が吹っ飛んでる自分がいた。すっかり赤羽の罠にはまってしまった…まあ自らがはまったようなものだが。 ―あーっ!ふざけんな!!だからこいつの横は嫌だったんだよー!なんか俺まで意識し始めたみてぇじゃねぇか!!― そんなプライドの許さない忌々しき事態に、コータローは憤慨を覚えながらますます眠気から遠ざかっていく。あっちこっちから寝息やイビキが聞こえてくる中、さっさと眠ってしまいたかった自分だけが取り残されたようで大変面白くなかった。 ―俺の安眠を返せ!!どうしてくれんだよ!!何が目が覚めて目の前に赤羽の寝顔があったらビビるだ!ンなもん蹴飛ばしてやったらいいんだよ!!― そんな暴言を頭の中で吐き捨てる。そして挑戦とばかりに赤羽の方を向いてパッと一度目を開けてみた。そのムカつく顔でも拝んでやろうと半分自棄になりながら。 すると… 「っ!」 ちょうど目の前に、同じように赤羽もこちら側を向いており、正面から寝顔を見た形となった。それは願ってもない挑戦でもあったが、コータローは突然毒気を抜かれたように硬直してしまい、思わずその寝顔に魅入ってしまった。暗闇の中でも分かるその穏やかな寝顔、意外と近かった二人の距離、なんだか心臓を鷲づかみにされるような、そんな印象を受けた。その整った顔がむしろ何よりも毒だった。 「………(しまった)」 そして更に罠にはまったコータローは顔を逸らし、手で顔を押さえ何だか違う意味で熱くなった身体を鮮明に感じていた。きっとこんな心配を他の連中もしてたんじゃないかと思うとやっと気持ちが分かった気がする。何だか人間離れし過ぎているのだ、常人では理解できない何かを赤羽は持っているのだ、妙な情欲をそそるような…不思議で厄介な存在。 ―クソークソークソークソーッ!!これも何もかも赤羽のせいだ!アイツ絶対人間じゃねぇ人間じゃねぇ!!あんな奴この地球上にはいない!!― 別にコータローにホモッ気がある訳でもなく、ただ赤羽だから妙な反応を起こしてしまうというか、確かに今までこんな不快さを感じたことは一度や二度ではない。もう何だか条件さえ揃ってしまえば襲い掛かっていても不思議ではないくらいの欲求に達していることもある。まあ今は残念ながら条件が満たないのだが。大部屋の上皆もいる。 ―あー!!こんなこと考えてる自分が腹立つ!!赤羽め赤羽め赤羽めっっ!!― そんなグルグルと渦に巻き込まれている時、何だか目を瞑っていても分かるほど赤く何かが光ったような気がした。ちょうど窓側から…つまり赤羽の眠っている方向から… ―んっ?― ちょっと不思議に思ったコータローは一先ず自身の欲求の事は忘れて目を開ける。光った方を向いてみるとそこには衝撃的な光が自分を照らしていた。その光の発信源は…赤羽の瞳? 「なっ、なんだよそれ!?」 思わず飛び起きて、その赤く光る瞳を見つめ続ける。しかし肝心の赤羽はこれっぽっちも動こうとはしない。まるで抜け殻のような。この眩しさに他の連中は目を覚まさないのかと周りを見てみるが皆普通に布団で眠っている、コータローだけがこの異変に気がついたのだ。 「おい赤羽、おいっ…、ってマジかよ…どうなってんだ?本気でこいつさては人間じゃねぇな?そうなんだな!!おいっ赤羽!!光を止めろっっーーーーーーーーーー」 そう叫んだ瞬間、今度は辺りが一瞬で真っ白になり、コータローはその一瞬だけ気を失ったように感じた。 けれどすぐに目は開き、そうだ赤羽と横を向いてみても何故か赤羽の姿は見当たらない。 ―あれ?いねぇ…っていうか旅館じゃない…?― そう、赤羽がいないと言うより、全く見たことのない景色が広がって、何だか妙な機械が作動しているような音が鳴り、ピカピカと絶えず光が瞬き続けている。 そしてもっと怖ろしい事実… 身動きが取れなくて変に思ったコータローはまず自分の身体を確認してみる。 すると何と両腕両脚が開かれた状態で金具のようなもので止められて、自分は硬い台の上に寝かされていた。必死でそこから抜け出そうとしても全く外れる気配はなく、物凄く頑丈だけど足や手が当たっても不思議と痛くはない素材でできていた。こんなもの地球上に存在するのだろうか? 「おいおいマジかよ、どうなってんだ!?なんでこんなまるで宇宙人に誘拐されて宇宙船の中に閉じ込められてるような格好してんだ?はあっ!?しかも何だか実験台みたいな…ええ!?」 声は出るらしい。けれど確かに先程まで旅館の大部屋で自分は眠っていたのだ。でも突然赤羽の瞳が妖しく光り出してそれから…もう気が付けばここだ。 「…ってことは赤羽のせいか!?これはよ!!おいっっ!!赤羽!!どっかにいんのかよ!!さっさとこれ外せ!!一体何なんだよっオラァアァ!!!」 そして力の限り叫んでみた。すると… ファ〜ッと優しい光のようなものがこの機械的で余り広いとはいえない一室に現れて、ゆっくりと霧が晴れていくように中から人の姿が現れる。その人の形は確かによく見知った者の形でコータローは瞬時に赤羽だと悟る。 「コータロー…」 「やっぱお前かあぁあ!!一体どういうつもりだよこれは!!!」 そしてガルルと噛み付かんばかりの勢いでコータローは必死にもがきながら相手を責める言葉を吐く。何だか意味深な登場に、違和感を覚えなかった訳ではないが今はわが身第一であった。だがそうやって赤羽を睨んでいると普段ならないものがその目の前の赤羽にはついていた。頭部に二本、触覚のようなものが… 「…っっ!!うおっっ何だそれ!!ままままさか本気でお前宇宙人だったのか!ええっ?でも確かにそうじゃないかなとは思っていたぜ!!このヤロー!俺をどうする気だ!!」 「……まさか見破られるとは思っていなかったよ…、そう俺は人間じゃない…」 あの人間離れだった何もかもは、こういうことだったらしい。普通なら素直に信じられないところだが、赤羽だからこそコータローは全くその事実に疑いもしなかった。けれどこの今から実験でもされるような体勢は正直気が気でない。早く両手両脚を自由にしてもらいたかった。 「おいこら!お前が宇宙人なのはわかったからさっさとこれを外せ、心配しなくても誰にも言いふらさねぇよ!」 「…っ、………残念だがそれを外すことは出来ない」 「はあっ!?何でだよっっって、うわああ!!お前なにしてんだ!!!」 キッパリと赤羽に拒否された後、勿論そんなこと知ったことかとコータローは更に突っ掛かろうとするが、突然赤羽の身体が消えたと思ったら一瞬のうちに赤羽も実験台の上へ身を乗り上げて、そして何と…コータローの衣服を取り外し始めた。 「ちょちょちょ待て!!!何で脱がしてんだ!?しかもベルト…ってあれ?何でいつもの服着てんだ俺…、ってそんなことはどうでもいいけどよ!!やめろおいっっ!!」 何を説明するわけでもなく唐突に脱がし始めた赤羽に、ついさっきちょっと熱を持ったかもしれない身体だったから余計にコータローは焦りを見せる。しかも上でなく下だけを脱がされていく。非常にまずいことになってきた。本気で宇宙人の変な実験に巻き込まれるかもしれないし、身の危険を感じた。 「お前…さては俺を改造してお前と一緒の宇宙人にするつもりか!?嫌だー!俺は人間のままがいいんだよ!!」 「………違う、これは俺だけの意思で行っている、君に逃げられないために手足を封じさせてもらった」 そしてとうとう下腹部まで晒されて、ちょっと気まずいコータローだった。でも落ち着いたようで妙な安心もする。ジッと赤羽に上から見下ろすというよりは見つめられて、その人間でない容姿には変わらず興奮を掻き立てられる。今は静かでも、熱が再び沸き起こる可能性だってあるのだ。 ―そうなるとまずいな…、ていうか何で脱がされたんだ俺は― そんな疑問は最もで、でもここで赤羽から脳天を突き破るような一言が放たれた。 「君を愛している」 「ブフッッッ!!!えええええええ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!マジかよおいっっマジで〜〜!?俺のことが好きっ?つーことはこれっっ」 そんなとんでもない告白に大混乱を巻き起こしながら、でもそれならば何となくこの脱がされた意味も理解できるような気がして、まさか…とコータローは恐怖と期待が入り混じるような、身体が冷えるようで燃え上がりそうな、そんな予感が頭を過ぎった。これを歓迎すべきかすべきでないのか… 何が起こるのかはもううすうす勘付いてはいたけれど…、やはり赤羽はそっと晒された下腹部に身体を屈んでそこに顔を寄せてそれからそっと… 「っっ!!!」 2へ続く。 |