*今日は何の日?*


9月中旬、高校アメフト部にとってはもっとも緊張感が高まる季節。
選手の夢であるクリスマスボウルへの挑戦権をかけて各校が激突する秋季大会。
もちろんここ盤戸高校のアメフト部も例外はなく、今年こそはと皆練習に力が入り大会を勝ち抜いていく力を身につける。当然気合も入るし、練習時間も気が付けばいつもより遅くまで続けられることもある。

ちなみに秋季大会は上旬から始まっており、週末の休みに試合は行われる。

つまりもう戦いの火蓋は切って落とされたのだ。


一試合目は昨年と違ってシードであったことから、今年は二試合目より盤戸の秋は始まるのだが、一試合目を勝ち上がってきたチームを難なく破り、無事に三試合目へと向けて猛特訓を重ねる日々だった。だが少し練習に力が入りすぎて、選手の疲労も目立っている。やはり次の試合に備えて疲れを残さないことも一つの課題だ。

そんな慌しい季節にマネージャーの沢井も毎日を忙しく過ごしており、普段は視野も広くバックアップ体制もほぼ完璧に仕上げる彼女が一つ頭から抜け落ちていたことがあった。

「えーっと、あれどこにあったかなー、もうこんなに部室散らかして!!」

練習で必要なものを取りにきていたのだが、男だらけの混沌とした部室の汚さは半端ではなく、また忙しい時期であるから仕方ないと諦めながらも文句の一つも出る。また時間の空いたときに片付けなければ、と思いつつようやく探し物を見つける。

「あったあった、早く持っていってあげないと…っと今日の練習スケジュールはと…」

一つ仕事を終えればもう次の仕事の確認に取り掛かる沢井、管理ノートを広げて念入りにスケジュールを細かくチェックする。そういえば今日は細かいチェックを怠っていたと、いけないいけないと思いながら指でなぞっていく。

「ふんふん、今日もちょっと時間おしてるなー、毎日こんな遅かったらやっぱり体力的にも…って、んん!?」

そしてノートに書いてあったある一文に目を留め、思わずその場で大声を上げる。

「ああ〜〜〜〜っっ!!」

すると突然ガラリとドアが開かれ、そこには汗だくのコータローの姿があった。

「おーい、何デカイ声出してんだよ、見つかんねーのか?」

ちょうどタオルを取りに来たらしいコータローと鉢合わせになって、ジュリは慌ててコータローに詰め寄る。

「ねえっどうしよ!私すっかり忘れてた!」

「はあ?何のことだよ」

「今日赤羽の誕生日みたい!けど何にも用意してない!!」

必死な形相の幼馴染を見て、何をそんなにビビる事があるのかとコータローはアホくさい溜め息を零す。

「それがどうかしたのかよ、別に今日がアイツの誕生日だろうが何だろうがどうでもいいだろ」

「でも今まで部員の誕生日が来たら何かとお祝いしてきたし、大会始まってバタバタしてたからすっかり忘れてた」

「ハッ、こんなクソ忙しい時期に生まれてくる奴が悪いんだよ、別に放っておきゃいいだろっ」

「アンタね!自分が誕生日のときに盛大に皆に祝ってもらったのもう忘れたの!?赤羽だけ何にもない訳にいかないでしょうが!」

「じゃあ練習終わった後、皆で飯でも何でも食いに行きゃいいだろうが!」

「あっそれいいわね、そうしよっか、たまにはいい意見出すじゃない」

そして意外にもあっさりとこの件に関しては解決してしまい、先程まで大慌てだった沢井も落ち着きを取り戻す。コータローのナイス気転(考えるのが面倒臭かったとも言う)に助けられる。それからまたコータローとジュリは練習に戻っていく。今日は木曜日、次の週末にかけて練習も大詰めだ。
当の赤羽も毎日を忙しなく過ごしており、息抜きがてらに皆で食事に出かけるのも気分転換になって良いだろう。

練習が終わる頃には少々遅い時間となっていたが、これから一時間程度ならまず問題ないだろうと沢井は判断する。そして皆を一箇所に集めて、さっきのコータローの提案を口にする。

「ねえねえ皆、今日なんだけどね、実は赤羽の誕生日なのよ、それでね急なんだけど今から皆でご飯でも食べに行こうかと思って」

そう沢井が話し始めると、部員達は「そうなのか」とザワザワと口々に呟き始めて、その提案に明るい表情で「いいな」と賑わいだす。唯一コータローだけが発案者のくせに「ケッ」といった表情で、でも特に口出しもしない。つまり誰も異存はないということだ。この時点で決定である。

「あっ、じゃあ皆着替えたらこの場所に…」


「少し待ってくれないか」


「!?」

だがこのタイミングで誰かが口を開く。皆一斉に声のした方へ顔を向けると、なんと今日の主役そのものである赤羽の姿があった。

「え…待ってって、ひょっとして赤羽、用事でもあるの?」

「いや…、だが今は秋季大会中ということもあり皆練習で体力を使い果たしている、時間ももう遅い、申し出はありがたいが今日は早めに帰宅してゆっくり休んでくれ、次の試合に疲れを残す訳にはいかない」

そう赤羽が発言したところ、部員の内何名かが言い当てられたように身体をギクリとさせて顔を俯かせる。確かにハードな練習で部員達は疲れ果てていた、けれど折角の誕生日で何か祝いたいと思う気持ちがあるのは皆同じである。

「えっでもっちょっと一時間くらいご飯食べに行ったって、逆に気分転換にもなっていいと思うんだけど…」

慌てて沢井は赤羽にそう進言する。まさか当の本人に断られるとは思いもしなかったのだ、案外赤羽はこういう部員同士の交流に関する付き合いはいい。確かに疲れているのも事実だけど、部員の誰かのために時間を割くことは苦にはならないはずだ。また皆が尊敬している赤羽だからこそ。
しかしそれでも赤羽は首を縦に振ろうとはしない。

「おい、赤羽テメー…っ」

すると今度はコータローが突っ掛かり始めて、これは収拾がつかなくなると判断した沢井は他部員達にコータローを取り押さえるよう指示する。

「ちょっと皆、コータロー取り押さえて」
「了解」
「おいっコラー!!俺にも一言言わせろよ!おい!!」

「ねえ赤羽、折角なんだし皆で一緒に行こうよ、もちろん赤羽の言ってることも正しいとは思うんだけど」

だがやっぱり赤羽の首は横に振られたままだった。赤羽は赤羽で部員のコンディションを考えての上での結論だ。ここは引き下がろうとはしない。自分のために無理はさせたくないのだ。

「今は秋の大会を勝ち抜くことが第一だ、了解してほしい」

そしてあの赤羽にここまで言われてしまったら、今度は逆にあの尊敬する赤羽だからこそ無理強いは出来ないと皆感じ始める。それが今日誕生日である赤羽の願いなら聞き届けようと部員達は納得した。

「分かったよ赤羽、その代わり次の試合に勝てたら今度こそ祝勝会も兼ねて皆で飯でも食いに行こうぜ、なあみんな」
「ああ、そうだな!」
「赤羽さんが来なきゃ、今日行っても仕方ないですから」

「ああ…、そう言ってもらえるとありがたいよ」

「えっ……はあ、じゃあ今日の分は次の試合に勝ってからってことでいいのよね?じゃあ皆今日はこれで解散しようか、赤羽の言うとおりゆっくり休んでね」

こうして、無事に幕は下りた…かのように見えたが、たった一人納得してなさそうな男が未だ羽交い絞めにあっていた。

「コラー!赤羽ー!!皆の好意を踏み躙りやがってー!別に飯食いに行くくらいどうってことねーだろうがー!」

どうやら暴れ足りないらしい。赤羽は特に聞いていなさそうな顔だがジュリや他部員は冷めた目でコータローを見る。だがもう決定したことなのでコータローの意見が聞き入れられることはない。そしてしばらくして皆帰り支度を終えた後それぞれに帰宅していく。
その中にコータローとジュリの姿もあった。

「あのヤロー、マジでむかつくぜ!」

「まだ言ってんの!?いつまでグチグチ言ってんのよ、コータローだって疲れてるくせに少しは自分のコンディションのこと考えてよ?変に私達が赤羽に気を遣ったから逆に赤羽に気を遣わせたんじゃない」

「フンッ!!知るかそんなの!!」

はあ、もうやってらんない…とジュリはさすがに呆れ顔で、コータローの子供っぷりにこれ以上付き合ってられない。とりあえず赤羽とケンカしたいだけならもっとマシな時に突っ掛かれば良いだけのこと。
けれど確かに最近オーバーワーク気味だったから赤羽の申し出は逆に皆にとってありがたかったのかもしれない。何でも先読みが得意だから、赤羽はとっくに見抜いていたのだろう。それに比べてコータローは…とジュリは途端情けなくなってしまった。
怒り狂ってるコータローと一緒に歩いて帰らなければいけない者の気持ちは少しは考えてほしかった。



そして一方、皆の申し出を断った今日が誕生日で18歳になる赤羽だが、練習が終わった後、校舎がまだ開いていることに気付き少し資料室へ寄って気にかかることがあるのかビデオの再チェックを行っていた。だがあまり遅くまで居座る訳にはいかず、チェックできなかったビデオや資料を紙袋に詰めて赤羽はようやく帰路に着く。
先程は冷たい態度を取ってしまったかもしれないが、決して嬉しくなかった訳ではない。だが自分のせいで負担を掛けさせたくなかったのは事実だ、それよりも少々練習量が知らず知らず増えすぎていることを赤羽は危惧していた。だから間違ったことを主張していないと自信もあった。

―…今日で18になったのか…―

本人は忘れていた訳ではないが、誕生日誕生日と騒がれて一人でぼんやりと誕生日を迎えたことについて考えている。これから自宅マンションに帰ったところで赤羽は一人暮らし、温かく自分を迎え入れてくれる家族は皆関西で生活を送っている。しかし去年とその状況は何も変わっていない、もう一人暮らしも始めて一年半、今となってはそれが当たり前であり赤羽の日常だ。

練習が終わってから少々寄り道をしたせいか、日はとっくに落ちてしまい、時刻は9時半を回ろうとしていた。ようやく辿り着いた部屋に鍵でドアを開けて真っ暗な室内に足を踏み入れる。まず玄関口の電気をつけて、その次にすぐ点滅している電話に目がいく。誰かメッセージを残していってくれたらしい。赤羽は迷わず留守録再生ボタンを押した。


『お兄ちゃん?まだ帰ってないんだ…大会中だもんね…練習頑張ってね、あまり無理しないでね、今日はお誕生日おめでとう、来年は家族皆で祝えるといいなあ、あっ母さんに代わるね?………隼人?元気にしてる?18歳の誕生日おめでとう、何か困ったことがあったらいつでも電話してきてね?父さんも随分隼人に会いたがってるから…ふふ、身体には気をつけてね、それじゃあ…切るわね?…』


そしてメッセージを告げ終えたアナウンスが流れて、電話はまた静まる。

「…理沙、母さん、ありがとう…」

それから赤羽はギターケースと資料いっぱいの紙袋、ついでに学生カバンの大荷物を抱えて目の前の薄暗いままのリビングに向かう。かけたままのサングラスを外し、荷物を一旦その場所に下ろして明かりを点けようとする。
すると一瞬目の前の暗がりで何かが動いたような気がした。

「っ!?」

赤羽の視力は弱いが、今のは見間違えではない。

―泥棒!?―

すぐに部屋の電気をつけようと赤羽は手を伸ばし、同時に「誰だ」と迫力を滲ませた声で不法侵入者に対し牽制をかける。そして明かりを点ける。すると突然片腕を引っ張られて赤羽はその場に倒れ込みそうになるが何とかそれを堪え、一気に弾き飛ばしてしまおうと構えるが明るくなった部屋で犯人の姿は鮮明に目の前に映し出される。そして赤羽は言葉を失った。

「…ッッ!!……………………君か…」

「俺だよ、俺!そんなビビんな!!」

なんと目の前には良く見知った人物、それもこんな悪巧みを仕掛けてきそうな心当たりのある人物。

「……コータロー」

「この前貰った合鍵で入ったんだよ、ちょっと驚かせてやろうと思っただけだ」

「…フー、言葉がないよ…君には、せめて電気くらいつけたらどうだ」

とりあえず泥棒でなかったことを喜ぶべきか…しかし赤羽はこの悪い冗談に心底参っている様子だった。心拍数が異常に跳ね上がっている。何故ここにいる、そう告げようとしたとき逆に赤羽がコータローに問い掛けられる。

「つーか何でお前が先に帰ってねーんだよ、俺は一回家に帰ってから着替えてここに来たんだぜ?どう考えてももう帰ってるって思うのが普通だろうが」

それは妙に核心に迫る問い掛けだった。赤羽は溜め息一つついた後、正直に資料室へ寄っていたことを話す。すると案の定コータローは大きく声を上げて叫んだ。

「あぁっ!?皆の誘い断っておいて休めとか偉そうに言っておいて肝心のお前が居残りだと!?矛盾しまくりじゃねぇかよ!!」

コータローの怒りは最もだった、更に赤羽の持ち帰った紙袋を見て遠慮なしに中を探る。

「おい、これ何だ?」

「……今日中に調べ終えなかったものだ」

「つー事は帰ってからここで調べるつもりだったって事かあ!?次の試合に疲れを残す訳にはいかないって言った奴は誰だったかなあ…お前が思いっきり休む気ねぇだろ!!」

どんどん暴かれていく赤羽のオーバーワークにコータローは次第に血管が切れそうになり、だがもう怒り散らすことはなくドカッとソファーに腰掛けて一言告げる。

「お前に皆に休めって言う資格はねぇよ、お前自身が全然休めてないんじゃあな」

「コータロー…」

確かに相手の言うとおりだ、と赤羽は納得するも、気になったものは後回しに出来ない性格で、この大会に関係する資料やビデオをいち早く確認しそれを少しでも早く皆に伝えて大会に向けて万全に備えたかった。ひょっとすれば時間が足りなくなるかもしれない、そうなってしまいもし敗退するようなことがあれば盤戸の秋はそこで止まってしまう。それならば調べられるうちに調べておきたかった、後悔はしたくない、それが赤羽の今回に対する結論だ。
しかしそんなものは伝えたところでコータローが納得するはずがないのは百も承知で、言い訳はしなかった。ここまで赤羽の内に切り込んで来られるのはコータローのみ、彼に見つかってしまえば潔く諦めるしかない。

「…そうだな、お前の言うとおりだ」

「いーや、まだ信用できねーな、どうせ俺が帰った後すぐにその資料漁って寝る間も惜しんでお前は没頭するんだろ?『無理しないでね』って言われてたくせによ、せめてお前の誕生日くらいのんびりしやがれ」

「………」

先程の留守番電話のことをコータローは言っている、赤羽が帰ってくる前からこの部屋に潜んでいたのだから先程のメッセージが聞かれていても何の不思議はない。だが少し赤羽はこそばゆく感じた、家族の会話を聞かれて妙な恥ずかしさがこみ上げる。

「そういや父親からのメッセージが入ってなかったなー」

「きっとまだ仕事で帰っていない」

「忙しいんだな〜お前の親父さんもよ、とにかくあんな可愛い妹が心配してくれてんだからお前は素直に休むべきだ、まあ俺はそんな柔な身体じゃねぇからいいんだよ」

「……お前も…休んだ方がいい…、脚に相当負担がきているだろう、キックの精度に関る」

「まだ大会も序盤だし、大した事ねーよ、それくらい自己管理できてる」

「……何か飲み物でもいれよう」

幾らお互い元気が有り余っているとはいえ厳しい練習後だ、喉も渇く。赤羽はキッチンへ向かいコータロー専用の炭酸飲料を取り出してグラスに注ぐ。自分用には開封済みのミネラルウォーターの500mlのペットボトルを一本取り出し、その場で水分補給をする。コータローの分だけリビングに持ち込む。
そしてテーブルの上にグラスを置く。それから赤羽はずっと気に掛かっていたことをコータローに問う。

「…何故ここへ」

そう、いきなりコータローが暗がりから現れたかと思えば突然説教されて今に至る、ここへ赴いた本来の目的を赤羽はまだ聞いてはいなかった。ひょっとして休まないことを見越してここにわざわざやってきたのだろうか?しかしそれも考えにくいことだと赤羽は思う。

「えっ…何でって、いや別にっ…暇だったから…」

その妙に歯切れの悪い話し方で、そしてその瞬間手に持っていた何かをコータローは奥に隠す。しかし赤羽はその事実を見逃さない。

「何を持ってるんだ?」

「えっっ!!いや別に何でもねーよ!!……………………あ、まあ気休めにな」

ようやく隠すことを諦めたのかコータローは手に持っていたコンビニの袋を赤羽に差し出す。それを受け取り赤羽は中を見る。する中には簡素なカットケーキが三つ入っていた。

「ケーキ?買ってきてくれたのか…」

「まっ!誕生日だしな!一応な!!!ちなみに三つあるうちの二つは俺が食う分だからな!お前はチーズケーキなっ」

そして赤羽はコータローの目的を知る。わざわざこんな夜から自分を祝いに訪れてきてくれたのだ。しかも渡すタイミングを失っていたせいかコータローは気恥ずかしさから顔を真っ赤にしてやるせないような顔つきになっている。けれどとても赤羽は嬉しかった。

「…ありがとう」

「っ!だから別にいいって!俺が食いたかったからついでにお前の分も買ってきてやっただけだ!そしたらたまたまお前が誕生日だっただけだ!!」

何故か妙に言い訳がましいコータロー。素直に正面きって祝ってやると言えない情けない男。正直、ケーキなんか買ってきて引かれたらどうしようかとかコータローはそんなことばかり考えていた。というより自分に対する「何でケーキなんか買ってんの?」という葛藤。それらを乗り越えてここまでやってきたことは褒めてやりたい。

「ところでもう一つ、尋ねたいことがあるんだが…」

そして更に気掛かりだった事を赤羽はこの機に乗じて、ついでに尋ねてみる。

「あんだよっ」

「その大きな荷物は何だ?」

このリビングに見慣れない荷物、きっとコータローが持ち込んだであろう大きなバッグ。二人はそれに視線を送り再び定位置へ戻す。それからコータローは何も考える様子はなく堂々と答えてやる。


「泊まり道具一式だ」


その当然とも必然とも取れる返答に、赤羽は表情を崩さぬままジッとコータローを見つめる。確かに時間ももう遅い、すぐ済む用事なら居座りもしないだろうしわざわざ夜の道を来る必要もない。赤羽は考えて考えて考えて考えた挙句、ぽつりとこう呟く。


「……本当に休ませてくれる気はあるのか?」


相手を責めるつもりはなかったのだが、自然とそう聞こえてしまう言い方だった。

そしてそんな最もな赤羽のお言葉に、コータローは思わず頭を抱えるのであった…


END.



赤羽さん誕生日SSでした!わーい!おめでとう〜〜!!大好き!!
シリアスに見せかけてほのぼの路線走ってみました。いやはやコタ赤萌え!!
でも実際この時期に誕生日って大会真っ最中だよな〜と思って出来たネタでした。
皆練習でヘトヘトなの分かってるから敢えて遠慮する赤羽。やっ優しい…ほろり。
でも自分はフルで活動中で、今回コータローはそれを見逃しませんでした。
誰も気付かなければ赤羽は例え身体を酷使してもやるだろうし、隠し通せる精神力もあるから
気付かれたら終了するしかない。そしてそれができるのはズケズケと入り込んでくるコタのみ。
やっぱ特別なんだな〜と。しかしわざわざコンビニで赤羽の為にケーキを買うコータロー。愛だな!
でも暗がりからあんなん出てきたらビックリしますよね、よく吹っ飛ばされなかったもんだ。
しかもちゃっかり泊まり用意で、絶対この後コータローは赤羽を休ませなかった!(笑)
キング・オブ・矛盾はコータローです。でも許す赤羽も赤羽です。体力温存は…?
赤羽家の家族愛も大好きです…。赤羽妹の名前は理沙にしました(勝手に)パパは意外と
チャーター機か何かで向かってるかもしれん、パパと息子と男が鉢合わせは危険!
実はこのSSは表のSS第21作目に当たるんですが、凄い偶然でビックリです。そんなに書いてたんだ…
『今日は何の日?フッフー♪』てTVでありますよね。後で気付きましたがフーとか言ってんじゃん(笑)
何にしろめでたい!!(笑)赤羽さんお誕生日おめでとう〜〜〜!!!!
★水瀬央★


BACK